プラナカン シック
昨年の夏ころ 本屋さんで 思わず手に取った本
「マレー半島 美ししきプラナカンの世界」 表紙の写真
があまりにも美しくて 中の写真はもっとすばらしくて。
その本の著者のホームページが 「プラナカン シック」
http://peranakan.tuzikaze.com/ です。
最近 プラナカンという言葉も浸透してきて 私の大好きな
テレビ番組~世界ふれあい街歩き~でも マラッカ編 とペナン編で
紹介されていました。 もともと中国からマレー半島に渡ってきた
人たちの子孫ですから、中国の文化を色濃く残してそこにマレー文化
とコロニアル文化が融合した華やかでエキゾチックな文化を
もっています。 建物が必見で、一見悪趣味なのですが、時間の経過に
洗われて何ともいえない雰囲気をかもしています。
私がひかれたのはなんといっても ニョニャ(プラナカンのマダム)
たちの衣装~サロン クバヤ~と ビーズサンダルです。
このサンダルはキャンバスにパリから輸入した極小ビーズを
とめつけて模様を描くもので一見 プチポアンのようにみえます。
模様は洋風のものあれば、中国風のものもありほとんどは注文で
制作されたもののようです。 今でもこのサンダルは作られていますが
極小のビーズがもう作られていないのでアンティークのサンダルを
くずしてつかうしかないのだそうです。そのビーズの小ささはなんと
芥子粒のようです。 ビーズが細かければそれだけ緻密な模様が描ける
わけで、プチポアンのような表現が可能なわけです。
でも ビーズなんですから、その芥子粒の中にさらに穴があいていて
そこに糸が通らなくてはいけないわけで 考えただけで気が遠くなりそうです。
是非 ホームページでご覧ください。制作過程に興味のある方はYou tubeで
極短い テレビ番組が 投稿されていました。 お稽古として習う人もけっこう
いるようで、その中にはもちろん日本人女性も何人かいるようです。
ほんとに日本人女性は世界中どこいってもいるよね。 順応性が高いのかしら。
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