« i Pod への道 Part Ⅱ | トップページ | 人参ケーキ »

2008年4月21日 (月)

韓国刺繍と日本刺繍 技法編

Img_0069_2 これは はじめて 手がけた韓国刺繍です。

コルムという指貫のための 図案です。

指貫にはしないで 縫い見本として 額装する

ことにして 周りをポジャギの技法で囲んであります。

さて、韓国刺繍と日本刺繍の技法の違いは

ほとんどないと言っていいかとおもいます。基本的にはいっしょです。

これは自分で刺繍してみての実感と 韓国刺繍のビデオを2本見ての感想です。

韓国刺繍が実際どのように縫われているかについては 韓国文化院の

映像ライブラリーにビデオがありますのでその場で見ることができます。(貸し出し

は個人にはしてくれないです。)

もちろん 相違点はいくつかあるのですが、その中でも私が感じた、一番の違いは

韓国刺繍は長く糸を渡さないということです。 日本刺繍はヌキ(横糸) の方向に

長い時は20センチ以上も糸を渡す ぬき地引きという技法で広い面を埋めますが

韓国刺繍はほとんど長く糸を渡すということはしないようです。 ではどのようにして

広い面をうめるかというと 刺し縫い または チャリッスー という 畳の目のように

見える 日本刺繍にはない技法をつかいます。

チャリッスーについては 玉川 亜紀 先生 のホームページの韓国刺繍の技法

のページ http://myseoul.hp.infoseek.co.jp/shoulder/sishu.htm でみてください。

上の写真のコルムも上の段の四つはこの技法で刺してあります。

チャリッスーはたいへんよく使われる技法でほとんどこの技法だけでさしてあるものも

よくあります。 日本刺繍の台張りをする時は布目が曲がらないように気をつかい

ますが、 韓国刺繍は生地によっては 布目がほとんど見えない場合もあって

あまり気をつかわなくても問題ありません。 また 日本刺繍にはぬき地引きで

埋めた上に様々な模様をさらに刺繍するという上掛け模様という技法があって

それが特徴でもあり醍醐味でもあるのですが、韓国刺繍では 上掛け模様は

ほとんどないといってもいいです。  少しあることはあるのですが、フリーハンド

で刺せるようなシンプルな模様です。

さて いま現在日本で韓国刺繍を習うとすれば、ポジャギの先生にならうしか

ありません。 私の知る限りでは刺繍のみを教えてくださる先生はいないと思います。

どんな糸や生地 道具で実際 刺繍しているのかについては、 またあらためて

ご紹介したいとおもいます。

« i Pod への道 Part Ⅱ | トップページ | 人参ケーキ »

韓国刺繍」カテゴリの記事

コメント

チャリッスー、面白いですね。
一段目を長短かに刺して、二段目からは段違いに前の針穴に刺していくんでしょうか。今度何かで試してみようかな。
チューリップとか蝶々のヘタウマな感じの図柄もかわいいですねcherry

pencilノブ様
チャリッスーは3ミリ幅位で横に糸を渡してそれをガイドラインにして
長短交互に縫っていくんです。 単純な技法ですが色を微妙にかえていくことで面白いものができます。 ヘタウマ まさにそれが韓国刺繍に私が惹かれるところです。 伝統的な韓国刺繍には写実的な表現ってないんですよね、立体感や奥行きすら無視してたりして。 民繍だともっと楽しくて木に鳥がはえてたりするんです。だから 大人が子供のような天真爛漫な絵が描けないように、日本刺繍のように整った刺繍をしてしまうとちょっとちがったものになってしまうおそれがあります。だからといって へたにさせばいいというものでもないし。 むずかしいです。

typhoonahbonさん、
写真、クリックしたら拡大してみることができました!、
あまりの美しさに、おもわず、うっとり~、(*^。^*)

pencilきぬえ様
ポチッとしてみてくれたんですね? プロフィールのところの写真は
拡大できないですが、あとはちょっと切れちゃったりしますが、だいたい
大きくなります。ホームページができたら、もう少しきれいな写真をのせたいです。

すみません、また来てしまいました。
こちらで韓国や日本の刺繍についてのお話、読むのが
楽しかったので、ブックマークしました。
私自身は、手仕事からとんと遠い人間なのですが・・・。

今NHKBS2でやっているドラマ「ファン・ジニ」。
華やかな女性達の世界に釘付けです。
あちらには屏風にも刺繍を使うんだ、と
文化の違いの面白さも感じます。
時代物は古典的な物の美しさが堪能できていいですね。

上の刺繍、図案はかなりちっちゃいんでしょうか?
刺すのがたいへんそう・・・
色遣い、独特ですね。

pencilさつき様
この刺繍は指貫にする図案なのでひとつが切手くらいのサイズです。
ファン ジニは衣装がきれいですよね。 時代考証としてはこの衣装が
正しいのかどうかわかりませんが、くろうとの女性の粋がありますね。
公務員のような官妓とよばれる妓女たちがいたことをこのドラマではじめてしりました。 韓国の色使いには日本人にはない感性があります。そこが魅力です。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/516971/20448599

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国刺繍と日本刺繍 技法編:

« i Pod への道 Part Ⅱ | トップページ | 人参ケーキ »

最近のトラックバック

2014年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
無料ブログはココログ