ソウルに行ってきましたⅡ
ここ北村はいまでこそ保存地区になっていますが、
80年ほど前は韓屋(ハノックと読みます)は30戸
程に減っていたようですが、その後復興して今は
900戸ほどの韓屋が集まっています。
ですからそんなに古い建物は多くはないんですね。日本の古民家のような部分も
ありますが、それともまた違う風情で日本人にとってはエキゾチックです。
このあたりは高台で入り組んだ細い坂道をのぼっていきます。
メドゥプというのは、韓国伝統の結び紐です。
同様のものは中国にも日本にもありますが
メドゥプは一人の職人が糸の染めから組みひも
房づくり 紐結びのすべてを行うことが多いという
点と、下に置いて平面的に結ぶのではなく綾取りのように指にかけながら目打ち
一本で結んでいく点が違うところです。 結びというのは昔は鍵のかわりに
使われたくらい覚えるのに時間を要しますので、また常に結んでいないと忘れて
しまうでしょうし忍耐のいる工芸だと思います。
だけでなくインテリアとしても用いられます。
刺繍したものにこのメドゥプをあしらった装身具は
数多く刺繍とメドゥプはきってもきれない工芸です。
ここで撮った写真は出来が悪くてお見せできるような
ものがないのですが、雰囲気だけでも味わってください。
カメラの性能はいいのにどうしてこんな
写真になるのか自分でも不思議ですが
きれいなノリゲの数々と美しい絹糸たちです。
長くなってしまったので、刺繍については次回
お話しします。
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コメント
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どこの国も古い町並みは風情がありますね。
時間をかけて作ったものは、時を経ても美しいということでしょうか
結びも素敵ですよね。よくまぁ考えたもんだと思います。
投稿: ノブ | 2008年6月18日 (水) 09時14分
ノブ様
内戦のあった韓国では多くの文化遺産がうしなわれていますよね。最近でも南大門の消失があったばかりですが、これを機にますます文化遺産の保護に力をいれてほしいものだと思います。
投稿: ahbon | 2008年6月18日 (水) 21時47分