ソウルに行ってきましたⅢ
(ハン サンス)さんの博物館です。
メドゥプ博物館の道をどんどん上っていくと
左手にあります。
残念ながら中は撮影禁止でした。
部屋の中に入るとハンサンスさんの資料映像
のビデオを見せてくれます。このビデオは一度
麻布の韓国文化院の映像ライブラリーで見たこと
があって借りてダビングしようと思ったのですが、個人には貸し出ししないと
断られてしまったものでした。 ダメでもともとと思ってこのビデオが欲しいと
博物館の若い女性に頼んでみました。 英語も韓国語もできない私がどうやって
意思を伝えたかというと、たまたまそこに日本人の男性と韓国人の女性の若い
カップルがやって来て、どうやらその女性は韓国刺繍をやっていた人でしかも
日本語ペラペラなのでした。 ずうずうしい日本のおばさんは彼女に通訳を
してもらったところ これは博物館の資料映像なので売り物としては用意が
ないけれどちょっと相談してみると言ってもらえたので連絡先を書いて
置いてきました。このビデオは韓国刺繍について知るには最適の教材です。
博物館の収蔵の作品はハン サンスさんの作品だけではなく時代も様式も
さまざまな刺繍があって、韓国刺繍の奥深さを感じられます。非常に緻密な
繍仏があると思えば、素朴な民繍もあるという感じです。 日本刺繍も一口
には語れないように、韓国刺繍の世界も多様な広がりを持っているようです。
帰国する日にちょっと時間があまったので、そういえばホテルの地下の
アーケードに行っていなかったのを思い出して、ふらふらしていたら、
これは韓国の枕「ベゲ」をあつめたものです。
それにしてもたくさんの枕です。 このベゲの
両サイドの刺繍の部分をベゲモといいます。
このベゲモには様々な願いのこもった
おめでたい文字や絵柄が刺繍されています。
四角いまくらは男性用、丸いものは女性用だと
聞きましたが、これは確かめていないのでもしか
すると違うかもしれません。刺繍の部分を拡大
した写真がこちらです。色鮮やかですよね。 旅行をしていると博物館での
思いがけない素敵な出会いがあって
嬉しい限りです。そんな時は「私ってなんて
ラッキーなの」と思いっきり考えることにして
います。 そうすると少しくらいの旅の失敗や不愉快は吹き飛びますよ。
なんといっても無事に帰宅できたことが一番のラッキーですが
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コメント
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うわ~!この枕はうれしかったでしょうね!
いくら眺めても飽きなさそうです。きっと一枚一枚全部写真に収めたかったのでは?
いい夢見たいのは皆同じですね
投稿: ノブ | 2008年6月22日 (日) 10時13分
そうなんです。ビーズ刺繍の講座でもこの写真をみせたところ
プリントして欲しいという人がいました。実はこの白いディスプレイの
ボックスが左右にひとつずつあったので、枕の数にしたらたぶん350個
くらいあったと思います。 それがすべて違う模様ですからちょっと興奮するでしょ。
投稿: ahbon | 2008年6月22日 (日) 15時18分