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2008年9月16日 (火)

中国の服飾 ~清朝から近代まで~

Img005

 文化学園服飾博物館に行ってきました。 先日の江戸の小袖との

比較で同時代の中国の服飾、特に刺繍が見たいと思ったので。

正直いうとあまり期待していなかったのですが、すばらしいコレクション

でした。 10年程前に横浜のそごう美術館で開催された「紫禁城の女性たち」

という展覧会でも何点か宮廷の女性たちの衣装が展示されていましたが、

今回のコレクションのほうが衣装に

かぎって言えば質 量ともにみごたえあります。

今回は清朝以降近代までの服飾ですのでいわゆる現代のチャイナドレスが

できあがるまでの変遷の歴史としてみるのもおもしろいです。

今回はいろいろと発見があったのですが、明から清に変わるときに男性は

官僚から庶民にいたるまで満州族の風習にのっとった服装 髪型を強制

されているんですが、女性は比較的自由だったようです。 権力をもたない

女性はどうでもよかったのか、女性のおしゃれはとめられなかったのか

「男従 女不従」という言葉があるそうです。

男性は辮髪を強制されてるのに 女性の纏足は禁止できなかったんですよね。

ちなみに満州族の女性には纏足の風習はありません。 ある日辮髪にしろと

言われたらそうとう抵抗あると思うんだけど。 実は 香港映画好きだった私は

この辮髪けっこう好きです。 似合う人とまったく似合わない人がいるんだけどcatface

脱線はこのくらいにして刺繍の話にもどします。 この刺繍が繊細ですばらしいです。

ほとんど細い平糸(縒りをかけていない釜糸)でたんねんにさされています。

図柄も色合いも 私のツボです。このコレクションはほとんど今でも着用可能に

みえるほど状態のよいものが多いです。 刺繍の他に心引かれたのは

襟元や袖口などを飾る刺繍の部分と本体の境目のあしらわれた 紋織りの

リボンです。 ちょっと幅広のチロリアンテープを想像してください。

よくみるとほんとにこれがかわいいんです。 もしかしてフランスあたりから

の輸入品かも~これはあくまで私の想像です。

江戸の小袖との比較でいうと やはり日本は友禅をはじめとする模様を染める

技術が高度に発達したので刺繍は染めにアクセントをつけるものとして

脇役になっていることが多いです。 中国の服飾では模様は織りまたは

刺繍であらわされます。 染めであれば衣服に複雑な模様も表現できること

から小袖には、季節感や物語のみならず教養までも写し取るような意匠が

可能だった思われます。 どっちも 素晴らしく贅沢で素敵。 

この展示は9月20日までです。 興味ある方はおいそぎください。

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コメント

面白そうですね!
「紫禁城の~」の時は、西太后の爪飾りに釘付けになった記憶があります。
でも確かに刺繍の衣服類はそんなに多くはありませんでしたものね。
そんなにすごいのかぁlovely

pencilノブ様
けっこう見ごたえありますよ。 こんな豪華な衣装を身にまとって
実は毒殺におびえていたり 阿片でへろへろになってたり
したのかな~などと想像しています。 それなら ひたすら刺繍している
縫い子のほうが幸せかもしれないですね。

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