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2008年9月 2日 (火)

アヴァンギャルド・チャイナ

Img003

 姉とデートの続きです。 国立新美術館で食事の後 ちょっと気になって

いたのでサントリー美術館の前に  アヴァンギャルド・チャイナ展をのぞいて

みることにしました。 中国のモダンアートは、20年位しか歴史はないわけ

ですが、その中での代表的なものをあつめた展示のようです。

へへへ、、、、、 わかんないです

人間理解できないものに遭遇すると、ちょっとへらへらしちゃうか、若干

怯えるかどちらかですね。

正確に言うと まったく理解できないものから、理解できるけど好きではないと

いうものまでさまざまありました。 過去のパフォーマンスについては再現でき

ないわけですから、写真や映像を流したりしているわけですが、主催者が

ちょっとヤバイと思うようなものが含まれているものに関してはブースを

区切って出入り口に暗幕を垂らしています。 しかも「これ見て気持ち悪く

なっても知らないよ」と言う意味の注意書き付きです。

食事したばかりなので気持ち悪くなりたくないのでやめときました。

写真の展示もあったので映像は見なくてもどういうものか想像できたの

ですが、若い男性がメイクをしてドレスに着替え完璧に女性に変身する

というパフォーマンスの映像だったようです。

それを見て姉が一言「それが どうした。」 お姉さま同感です。

そんなわけで初老の姉妹は完全に場違いなところに足を踏み入れた

ようです。  

 展示されていた過去のモダンアートの展覧会の図録に ひとつだけ

面白い言葉をみつけました。 「艶俗芸術」 ゴーディ アート と読むそう

です。 言い換えれば、チャイナ・キッチュ 中国のコンテンポラリーアート

のひとつの流れとしてそういうものがあるようです。 ファッション雑誌などで

使いまわしされているキッチュという言葉は、 安っぽくてけばけばしいけど

かわいいというくらいの意味だと思っていました。 もともとはドイツ語で

まがい物 低俗 悪趣味 と言うような意味であまり肯定的な意味はない

ようだけど、そういうもののなかに見出される美というか、存在感といった

ようなもののようです。 すくなくともかわいいと言う意味はなさそうですね。

上海で1999年に開かれた 「艶俗芸術展」見てみたかったな。

図録の開かれたページにはその時展示された絵がのっていましたが、

なんか 居心地悪くなるような キッチュさでした。

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コメント

お姉さま、ウケマシタ!!!

きぬえ様
考えてみたら過去の前衛は今は前衛ではないんですよね。
だから ほとんどのアヴァンギャルドは 「それが どうした」
になっちゃうんでしょうね。 姉はふだんはとてもやさしい人
ですが、時々ちょっと辛らつです。

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