美しい刺繍の小物 Ⅱ ~半襟編⑤
半襟シリーズ 最終回です。 自分でも半襟の記事に飽きてきて
しまってなかなか更新できませんでした。 すいませんもう一回だけ
おつきあいください。 今日は花嫁の半襟です。
左の半襟は母の結婚のときに使われたものです。 模様部分が長いので
スキャナーに入りきらず、少し模様が切れています。
花嫁衣裳の振袖は7月23日のアンティーク着物の記事をごらんください。
右のものはたぶん江戸褄のときなどに使ったのではないかとおもいます。
小物類は 箱迫と末広、丸ぐけの刺繍の帯締めが残っています。
今では 七五三と花嫁衣裳にしか使われない箱迫ですが、袋物好き
の私は用もないのにこれが大好きです。 要するに紙入れですが
匂袋とビラ簪が付いていて 子供のころから衣装よりも箱迫の方に
興味津々でした。箱迫を作っている職人さんに作り方を習いに行きたいくらい
です。懐紙入れや仕覆の作り方の本はあるのですが、箱迫の作り方が
書いてある本か ネットの記事でもいいのですが、ないでしょうか。
需要がないから職人さんもきっと高齢化しているんでしょうね。
なにか箱迫情報がありましたら教えてください。
おまけで染めのかわいい半襟がありますのでついでに見てください。
染めといっても少し刺繍があしらわれています。
左の桜の半襟はおきゃんな感じ女の子に、右の菊の半襟は文学少女に
いかがでしょうか。 着物って襟一つにも物語がありますね。
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コメント
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私も箱迫大好きです。なんか玉手箱みたいですよね。
ahbonさんは関東ですよね。
表参道の方で教室をされている永井百合子さんという方がいらっしゃいますが、
ご存じですか?
仕覆や袋ものを教えておられるようです。
私も1冊持っていますが、本も出されいています。
もしご存じでないようなら、一度問合わせされたらと思います。
住所:渋谷区神宮前4-18-17インペリアル表参道102
TEL:03-3403-0206
投稿: kaoru | 2008年11月 6日 (木) 20時53分
kaoru様
さっそくにありがとうございます。 ほんと玉手箱ですね。
子供のころに分解しかけて叱られた記憶があります。
永井さんのこと調べてみます。表参道なら電車で一本なので。
投稿: ahbon | 2008年11月 6日 (木) 23時48分
豪華な半襟ですね。
鶴は袱紗にも繍いたいのですが、羽が多くて1万円ではムリそうです
ハコセコ、いいですよね。
もう一回り大きくて、クラッチバッグがこんななら~って思います。
簪のかわりに扇子を差したりして・・・。
菊の半襟は逆さま?と思ったのですが、そういうデザインなのでしょうか?
投稿: ノブ | 2008年11月 7日 (金) 09時18分
ノブ様
さかさまです~
全然気がつきませんでした。
実は桜もさかさまでしたのでさっそく直しました。
箱迫型 クラッチバッグのアイデアいただきます。
是非 いつの日か
投稿: ahbon | 2008年11月 7日 (金) 11時36分
ほんとだ!
桜もだったのですね。
確かに蝶も上向きの方がいいでしょうね
クラッチバッグ、楽しみにしてますよ~。
かなり豪華なバッグになりますよね。私も作りたい!!
是非いつの日か
投稿: ノブ | 2008年11月 7日 (金) 22時22分
ahbon様
またまたすごいお宝ですね
大事に受け継がれていらっしゃる・・・羨ましいです。
箱迫、ダンボールに接着剤で布張って
自己流で作ったことあります。
ミニュチュアで、帯飾りにしようと思って。
あれ?どこにしまったっけ。
ビーズ付けたりして楽しかったなぁ。
ahbon様のクラッチと扇子にアイディア!素敵です!
あと、インテリアにしちゃってる方も多いですね。
投稿: ちゅら海 | 2008年11月 9日 (日) 01時08分
ちゅら海様
なんか箱迫好きなのは私だけじゃなかったんだ
なんだか惹きつけられますよね。
自分で作っちゃうなんてすごいな~
確かに箱迫って袋物っていうよりカルトナージュに
近いですよね。 ミニチュアの箱迫の帯飾りなんて
かわいいですね。 そのアイデアもいただきます
投稿: ahbon | 2008年11月 9日 (日) 20時15分
え、、、
ahbonさんのお母さまって、、、、
いったい、・・・?
投稿: きぬえ | 2008年11月10日 (月) 20時14分
きぬえ様
うちの母はふつうのおばあさんですが、母の母つまり
私の祖母はなかなか強烈でした。 着物が生きがい
で祖父の稼ぎをほとんど着物につぎ込んでいました。
今私のところにある着物はほとんど祖母のものです。
着物じゃなくて土地でも買っといてくれれば
投稿: ahbon | 2008年11月11日 (火) 14時40分