マルタのやさしい刺繍
銀座まで行ってきました。 スイス映画です。
多くの公用語が存在するためなかなか
1つの映画がヒットするということがむずかしい
スイスで観客動員数No1に輝いた作品です。
監督はまだ30代の女性で主人公は4人の
おばあちゃん、いや遅咲きの乙女です。
映画館は中高年の女性がほとんどでしたが
老夫婦の姿もちらほら、奥さんに連れて
こられたんでしょうか。 なんかほほえましいです。
いい映画でした。
観終わって映画館が明るくなった時の雰囲気がそれを物語っていました。
私もきっと明るい顔をしていたとおもいます。
スイスの小さな村、トループ村に住む80歳のマルタは最愛の夫に先立たれて生きる気力
をなくした日々を送っていた。 そんなある日クローゼットにしまいこんでいた箱を開いたことで
忘れていた若かりしころの夢を思い出す。 彼女はすばらしい手縫いのランジェリーをデザイン
して縫うことのできる職人で自分のお店を持つことが夢だったのだ。 マルタは3人の友人と
ともに夢の実現に向けて動き出す。 しかし保守的な家族や村の人たちはランジェリーショップ
など破廉恥だと大騒ぎ、、、 けれどマルタとそれぞれに自分の足で着実に歩き始めた
おばあちゃんたちにまわりの人たちもじょじょに心を開いていく。
マルタの成功の鍵となるのが、この村の伝統的な模様をワンポイントで下着
に刺繍したことと、ネットショップなんです。 私のまわりでもネットショップを
実現させた方たちがいるので、なんだかマルタのネットショップがヒットした
時には自分のことのようにわくわくしました。 そういえば昔スイス製の高級な
刺繍のハンカチってあこがれでしたよね。
秋 縫い残した未来が輝きはじめる
映画のキャッチコピーを拝借しました。 私も縫い残した未来を少しでも縫い進め
ようと心にちかった午後でした。
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コメント
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見たい映画です♪
マルタのネットショップはヒットしたのですね
私のショップはまだまだ閑古鳥が・・・
-って、早く商品を補充しないと、と気ばかりあせってます
ahbonさん、縫い進めるそのソバから絹糸が、いえ、「今」が輝き出しますよ~
投稿: ノブ | 2008年11月11日 (火) 22時08分
わぁ見たいなぁと思いましたが、
あいにく、当方の街では上映館がないみたいです
お針を使って生み出される物達ってあったかいですよね。
キャッチコピーもナイスです
この場をお借りして、
ahbonさんに教えていただいたノブさんのサイト、楽しみに拝見してます。トップのオカメちゃんの刺繍、好きです!
刺繍・・・やってみたいなぁ・・・(願望)
と、考えてます
投稿: ちゅら海 | 2008年11月11日 (火) 23時13分
ノブ様
昨日は刺繍台に向かったんですが、結局全部ほどきました。
今が輝くのはいつのことかな~
でも私の人生に刺繍があってよかったな~とあらためて思いました。
映画の帰りにユザワヤに寄っちゃいました
ちゅら海様
是非 刺繍やってみてください。 刺繍に限らず手仕事って不安や
もやもやを解消する力があるみたい。 何度も刺繍に救われました。
照工房のノブさんのショップぜひ宣伝よろしくお願いします。
私もおかめの刺繍大好きです。
投稿: ahbon | 2008年11月12日 (水) 08時00分
ちゅら海さん、ありがとうございます。
私も目の保養させていただいてます♪
刺繍、奥が深いです。是非ahbon先生(!)に習ってください(笑)。
ahbonさんも、いつも宣伝してくださって、ありがとうございます
頑張りまーす
投稿: ノブ | 2008年11月12日 (水) 08時41分