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2009年4月28日 (火)

お母さんのきもち

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 新川和江さんは 「私を束ねないで」という詩でよく知られています。

私はこの方の~赤ちゃんに寄す~という詩が大好きです。

  うす紅いろのちいさな爪

  こんなかわいい貝がらが

  どこかの海辺に落ちていたらば

  おしえてください

  光る産毛 柔らかな髪

  こんな優雅な青草が

  はえている野原あったら

  そこはきっと神さまの庭です

  

  赤ちゃんのすべて

  未完成のままに

  これほど完璧なものが

  ほかにあったら

  みせてください

    *

  <わたしが生んだ!>

  どんな詩人の百行も

  どんな役者の名台詞も

  このひとことには

  敵いますまい

    吾子よ

  おまえを抱きしめて

  <わたしが生んだ!>

  とつぶやく時

  世界中の果物たちが

  いちどきに実る

  熟した豆が

  いちどきにはぜる

  この充実感

  この幸福

  お役人や政治家が声高にさけぶ少子化対策よりもこの詩の方が

ずっと効果がありそう。  誰もが安心して子供を産み育てられる社会

こそが理想でしょうけどどうすればいいんですかね

  

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