筥迫愛
筥迫(はこせこ)が好きでずっと作りたいと思っていました。 けれどこのちいさな
小箱は見れば見るほど複雑で、職人さんにでも習いに行かないことには自力で
制作することは不可能とあきらめていました。 ところが同じように筥迫を作りたい
と思っている方がいて、その方は私のようにあきらめることなく自力で筥迫を作り
上げただけでなく、それをマニュアルにし、材料を探し回り 子供用はこせこキット
まで用意してくれたのです。
その方は「筥迫はつづくよどこまでも」のRom筥さんです。
Rom筥さんはマニュアルを作るために百個以上の試作品を作ったそうです。
今 さらにマニュアルの改訂と大人用のはこせこマニュアルを作るため
一時マニュアルの販売をお休みして頑張っていらしゃいます。
さてやっと私の筥迫第一号ができあがりました。
頭で考えてできそうもないと、手が止まってしまうのが私の悪いところ。
失敗したくなくてかえって遠回りしてしまいました。 基本の筥迫をとばして
いきなり応用編を作りましたが応用編は縁取りがあるのですこれがむずかしく
結局ミシンでなく手縫いにしました。 筥迫というのは縫うところは
あまりなく、ほとんどボール紙に生地を接着材で貼りこんでいく 貼り込みという
技術でつくります。 縫い物というよりカルトナージュなんです。
思いつくままにいろんな手芸に手を出した経験がここで活かせるとは、、、
次は 染めの生地に刺繍をあしらった筥迫を作りたいと思います。
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コメント
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わぁ~。素晴しい。
けっこう大変そう。
いつか基本編、ahbon先生に習いたいです。
投稿: ねこ年 | 2010年2月19日 (金) 09時04分
うわ~!きれいに出来ましたね!!
昔はミシンなどなかったでしょうから、もともと手縫いだったのでしょうけど・・・
基本がわかれば、ahbonさんのことですからいろいろアレンジできそうですね♪
それにしてもRom筥さん、尊敬・・・
投稿: ノブ | 2010年2月19日 (金) 09時29分
ahbonさん、こんにちは~
おー、いよいよ筥迫作りましたね。
ahbonさんの刺繍の入った筥迫だときっと豪華でしょうね。
早く見たいわ~!
応援してま~す。
投稿: kaoru | 2010年2月19日 (金) 10時35分
ねこ年様
ねこ年さんならマニュアルを見て作れると思いますよ。
ノブ様
ノブさんがRom筥さんを教えてくれたおかげです。
まだまだの出来ですが、早く刺繍のはこせこ作りたいです。
kaoru様
ありがとうございます。
もう少しハコセコ作りに慣れたら、刺繍にとりかかりたいと
思います。
投稿: ahbon | 2010年2月19日 (金) 20時33分
え、、、これ、作られた、んですか、、、\(◎o◎)/!
すごすぎます、、、
>思いつくままにいろんな手芸に手を出した経験がここで、、、
まさに、ハコセコは、そんなahbonさんが、
めぐりあうべくして、めぐりあったような、、、(*^。^*)
投稿: きぬえ | 2010年2月20日 (土) 09時51分
きぬえ様
ハコセコはこんなにかわいいのにすっかり忘れさられた
アイテムなんです。 これから このハコセコに名刺を入れて
ハコセコの広報活動をしようと思っています。
投稿: ahbon | 2010年2月20日 (土) 23時13分
なるほど、カルトナージュですか〜。
全く考えたこともなかったですが、今調べてみたら確かに似ていますね〜。
さすが手作りマニアの意見は色々参考になって勉強になります。
それにしても、すばらしい出来で感激です。
これからも美しい筥迫をたくさん生み出してくださいね。
投稿: rom筥 | 2010年3月 3日 (水) 14時02分
Rom筥様
Rom筥さんのおかげで刺繍はこせこの夢がかないそうです。
薮田夏秋さんという表装をなさる方が「和の心で包む帙と函づくり」という本を
出しているのですが、これがまさに和風カルトナージュなんです。
書店で見つけたらのぞいてみてください。
糊は正麩糊を使っているようです。 大森の読売カルチャー
センターでこの先生の 一日教室があるようですので申し込んだのですが、
生徒はまだ私一人だけのようです。
何か はこせこ作りのヒントになることがあるといいんですが、、、
投稿: ahbon | 2010年3月 4日 (木) 00時43分