中国茶

2008年10月 1日 (水)

中国茶の裏側

 中国茶についてはこのブログでお話しするのはやめようと

思っていたのですが、今回の台湾旅行でどうしてもお話ししておきたい

ことができてしまって 中国茶のカテゴリーを設けてみました。

刺繍のブログのはずが脱線ばかりでごめんなさい。 興味のない方は

パスしてください。

 中国茶とのつきあいはじつは日本刺繍よりも長く十数年前からになります。

そこから話していると長くなってしまうので今回の旅行で出会ったお茶について

ちょっとというか、たいへん気になったことがあったのでそのことだけにしますね。

考えるところがあって ここ三年ほどほとんど中国茶からはなれていたのですが

やはりみんなお茶を買いたいということだったので、「和昌茶荘」と言うお店に

いきました。 このお店ははじめてで、後で知ったことですが、日本人の間では

たいへん有名なお店だそうです。

 ここで買ったお茶が問題なんです。 私は金萱茶と言うお茶が好きです。

このお茶はミルクのような香りがすることで知られているお茶ですが茶芸館で

飲んだ金萱茶にはっきりとした乳香がしたことに違和感を感じていました。

 和昌茶荘で買ってきた 金萱茶の真空パックを開けて鼻をつっこんだとたんに

謎がとけました。

キャラメルのようなニオイがしたんです。  これニオイをつけているんです。

あきらかにこれって食品偽装でしょう。 こういうことは結局自分たちの首を

絞める行為だと思うんですけど。 一事が万事と思われてもしかたないですよね。

 こういうことは日本人がまだあまり中国茶のことを知らかったときには起きな

かったことだろうと思います。 ミルクの香りがするといったってそれはお茶の

香りの奥にほのかに感じられるもので、バニラで香り付けしたフレーバーティー

なんかとはまったくちがうものです。 

 金萱茶というのは品種改良の末に生まれた比較的新しい品種です。

これを茶農家が自分の茶畑で栽培するとして 純粋な金萱種を他の種と

隔離して守ることはかなり難しいことだと思いますね。

植え替えをして すぐはいいでしょうけど、そばに別の品種があれば花粉は

風で飛んできて勝手に交配してしまいますから。

そういうこともあって強くは金萱茶の特徴がでないことも出てくると思い

ます。 そこにちょっと知識を持った日本人が ~このお茶はミルクの香りが

するのよね~などと期待してやってくると期待はずれということもあるかも

しれません。 じゃあニオイをつけちゃえばいいじゃないかということに

なってしまったのではないかと想像するのですが。 そんなにはずれて

いないと思います。 これは今回飲んだ金萱茶のすべてがそうでしたから

この「和昌茶荘」だけの問題ではないですね。

金萱茶と同じように特徴的な香りを持ったお茶に 黄金桂というお茶があります。

これなどもペットボトルの「金のウーロン茶」として日本人にしられていますから

要注意かもしれません。 お茶のパックを開けてすぐニオイをかいでみてください。

花の香りがしたらそれは後からつけた香りです。 茶葉の状態で花の香りがして

いいのはジャスミン茶だけですからね。

私が中国茶の勉強を手探りではじめた十数年前は すばらしいお茶もあれば

パッケージだけ立派なひどいお土産品まで落差がはげしかったのですが、

最近はあまりひどいものはなくなったかわりに中途半端に知識を持っていることで

かえってだまされてしまうということも起きるかもしれません。 

今は良いお茶も茶器も昔ではかんがえられないくらい高価になってしまっています。

特に台湾は日本と同じで茶農家も後継者不足ですから、ほんとうに良いお茶は

安いはずはありません。  高いお金を出してもいいお茶が飲みたいと思ったら

信頼のおける日本人のバイヤーが直に農家から買い付けたものが一番安心

かとおもいます。

今回のことをきっかけにまたもういちど中国茶の勉強をやり直してみようかと

思い始めています。 すこしづつブログでもお話しさせていただきますね。

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